ls - ディレクトリやファイルを表示する
ls コマンドは "list" の略で、ファイルとサブディレクトリの一覧を表示します。
このコマンドは、非常に使用頻度が多いです。ターミナル上で何をすればいいかわからなくなったら、とりあえず ls で状況把握を心がけるようにしましょう。
使い方
基本
現在参照しているディレクトリについて、サブディレクトリとファイルを一覧表示する:
ls
パスをわたす
1つ上の階層の中身を表示する:
ls ../
現在の階層に dir/ ディレクトリがあるとき、その中身を表示する:
ls dir/
オプションをつける
ls コマンドでは、-a を後ろにつけると、すべてのファイルを表示します。-a のようにハイフンから始まる文字列はオプションといい、コマンドに副作用をもたらします。
現在参照しているディレクトリについて、サブディレクトリとファイルをすべて表示する:
ls -a
1つ上の階層の中身をすべて表示する:
ls ../ -a
現在の階層に dir/ ディレクトリがあるとき、その中身をすべて表示する:
ls dir/ -a
隠しファイル
ls -a の実行結果の中に、. から始まるファイルがあるかもしれません。このようなファイルは隠しファイルとよばれ、一般には容易に読み書きしたくなかったり、秘匿したい情報を保存します。
この節のまとめ
lsコマンドは、ディレクトリの中身を表示します。- ハイフンから始まるオプション文字列は、コマンドに副作用をもたらします。