rm - ディレクトリやファイルを削除する
rm コマンドは "remove" の略で、指定したファイルやディレクトリを削除します。
使い方
基本
name.txt という名前のファイルを削除する:
rm name.txt
1つ上の階層にある parent.txt という名前のファイルを削除する:
rm ../parent.txt
オプションをつける
-r オプションを指定すると、ディレクトリを削除できます。このオプションは、対象のディレクトリにあるサブディレクトリとファイルも含めてすべて削除します。
現在の階層にある dir/ を削除する:
rm -r dir/
-f オプションを指定すると、対象のファイルやディレクトリを強制的に削除します。したがって、次のコマンドは、現在の階層にある dir/ を強制的に削除します:
rm -rf dir/
rm -rf はなんでも消せる強力なコマンドですが、本当に消していいのか、よく確認してから使いましょう。大いなる力には大いなる責任が伴うのです。
複数のオプションを指定する
上の例のようにオプションを複数指定する場合、1つのハイフンの後に続けて複数個のオプションを記述することができます。たとえば、
ls -lh
は -l オプションと -h オプションを同時に指定するので、次のコマンドと等価です:
ls -l -h
この節のまとめ
rmコマンドは、ディレクトリやファイルを削除します。-rfオプションをつけると、ディレクトリを中身ごと削除できます。